家を購入するとなると不動産を探すほうが先で、物件が見つかると慌てるのがどこの住宅ローンがいいか悩んでしまいますね。悩む理由は金利、保証料 生命保険の内容、借りやすさ、便利さ‥など。高崎にある銀行別でご紹介いたします。
住宅ローンの金利は 変動 固定?
銀行の住宅ローンの金利は変動金利、3年固定、5年固定、10年固定、全期間固定、ミックスと色々あります。(ミックスとは借入額の半分を固定、半分を変動とに分けて借りることです)
銀行以外ですとフラット35という住宅金融支援機構が貸し出している国の機関があります。フラット35ですと当初5年以降または10年以降は借入期間最終年の35年までず~と変わりません。
銀行の住宅ローン
変動金利
当社のお客様で銀行の借り入れの場合90%はこの変動金利で借りています。
①変動金利なので、半年ごとに金利を見直しますが、返済額が変わるのは5年ごと。
②金利を見直すからと言っても5年間は返済額が固定されます。返済額は変わりません。
③あくまでも返済額が固定しているだけで、返済額のなかで金利分が増えたり、元本の割合が減っていきます。つまり、元本があまり減ってない場合があるわけです。
④さらに、5年ごとの返済額が増える場合は、従来の返済額の1.25倍までの金額が上限と決められています。(金利には上限がありません)
変動金利のメリット
・固定金利よりも金利が断然低い設定となっている。
・この先金利が上昇しない場合は、ずっと低金利のまま
(先のことはわからないので皆さん悩むのですが)
変動金利のデメリット
・数年後など、ローン返済中に金利が上昇するリスクがあります。
・金利が上昇することで予想よりも返済額が増え、返済が苦しくなります。
固定金利期間選択型(3年・5年・10年・15年・20年)
固定金利でその固定期間を最初に指定します。固定期間終了後は、その時点の金利水準で変動金利型にするか、再び固定期間を選択するかを選ぶことができます。期間は3年、5年、10年、15年、20年とあります。(金融機関によります)
固定金利期間選択型のメリット
・固定金利期間中は返済額が変わる心配がありません。
・固定期間終了後、適用金利が低下していると返済額が減少する。
固定金利期間選択型のデメリット
・固定期間が終了すると、その時点の金利で金利タイプを選択し直すので、その後の返済額は最初にローンを組んだ時点ではわかりません。
・返済開始後の金利の変動によっては将来の返済額が変わる可能性があります。
全期間固定金利
全期間固定型とは、借り入れてから完済するまで金利が変わりません。ただし、変動型よりも金利が高く設定されているため、ローンを完済するまで高金利が続いてしまうかもしれません。
全期間固定金利のメリット
・金利が固定されていて上がることがないので安心感がある。
・返済額が変わらないので収支計画が立てやすい。
全期間固定金利のデメリット
・変動金利より金利が高めに設定されている。
・今後低金利で推移すれば変動金利より返済額は多めになる。
ミックス金利
ミックス金利とは、金利タイプを自由に組み合わせて住宅ローンを組むことができます。たとえば、全期間固定を70%、変動金利を30%と自由に組み合わせができます。変動、固定と決めづらい人におすすめのローンです。
フラット35
フラット35とは、住宅金融支援機構と民間金融機関が提携している長期固定金利の住宅ローンです。長期の固定金利は民間の金融機関では提供することが難しいとされて、それを扱っているのが住宅金融支援機構です。
フラット35のメリット
・審査が銀行ほど厳しくない(個人事業主や勤続年数が短くてもOK)
・借入時からずっと返済額が変わらないので安心
・保証料がかからない
・団体信用生命保険の加入が任意
フラット35のデメリット
・諸費用が借りられない(諸費用ローンがありますので2本立てになります)
・購入する住宅の基準があるためその為の住宅の検査が必要になります。
・金利が下がったとしても、返済額は下がらない。
銀行別 金利
金利は銀行によってさまざまです。お客様の審査結果と条件付き(給与振込やカードローンをつくってもらう)によっても変わります。
金利
金利に関しては特に変動金利が安いです。ただし、お客様の審査結果によって上下します。
保証会社保証料
よく言う住宅ローンの審査というのは、銀行がするのではなく保証会社が審査をします。保証会社とは、保証人の代わりに保証会社が保証人になるという事です。だから審査が厳しいのです。その保証人になってもらうためにお金を払います。それが保証料です。群馬銀行さんの保証会社は群馬銀行のグループ会社の「群馬信用保証株式会社」になります。保証料は借入額の2%になる人がもっとも多いです。
団体信用生命保険
ガン保障特約付住宅ローン、長期障害所得補償保険7大疾病補償保険、ライフサポート団体信用生命保険など、保険が充実しています。保険によって金利が高くなります。
借りられるのであれば、群馬銀行さんが一番楽です。楽というのは、①大体のかたが群馬銀行の通帳を持っていること。②金利が安いこと。③住宅ローンの手続きが慣れてるので(それだけ数をこなしてるのだと思います)仕事が早いです。
ただ、問題は・・・他の銀行と比べると審査が厳しいと感じます。
あと、群馬銀行を毛嫌いする人もいます。年配の人は特に多いです。聞けないけど過去に嫌な思いをしたのでしょう。
金利
表示されている金利は安いですが、審査結果としての金利が安いイメージがあまりありません。多分、公務員や大企業に勤務している人、安定した収入がある人に対しては金利が安いと思われます。他行で否認されたお客様がこちらで承認をいただいたことがあります。多少高くても承認されたのでお客様には喜んでいただきました。
保証会社保証料
東和銀行さんでの保証会社は「かんそうしん」と「全国保証」になります。後者の全国保証は足利銀行、八十二銀行、信用金庫、信用組合等、一番取り扱いの多い保証会社です。たとえば信用金庫等で否認された場合、全国保証で否認された可能性が高いので、他の銀行で審査をかける場合は全国保証以外を取り扱っている銀行にしてください。
借入額も多く借りられ審査も厳しくない分、少し保証料が高くなることが多いです。
団体信用生命保険
一般の団体信用生命保険は、ローン契約者が死亡・高度障害状態になったときに残された住宅ローンが完済される保険です。その他「がん団信」「三大疾病特約付団体信用生命保険・就業不能保障保険」「八大疾病特約付団体信用生命保険」と保険が豊富に用意されています。保険によって金利が高くなります。
借入金額が多めの人や自営業者なども親身になって相談にのってくれます。
金利
数年前までは、金利も安く事前審査の回答がどこの銀行よりもダントツに早く、不動産会社にとってはありがたい銀行さんでした。(事前審査の承認がおりれば契約が出来るので)
最近は方向転換し、金利も特に低くなくしっかりと事前審査をしているため、事前審査もすぐには出なくなりました。まあ、これが本来の普通の銀行さんの流れだと思います。
保証会社保証料
足利銀行さんでの保証会社はめぶき信用保証株式会社(旧足利信用保証株式会社)と全国保証になります。保証料は他の銀行とあまり変わりません。審査内容のいいお客様は借入額の2%になるかと思います。
団体信用生命保険
8つの疾病保障プラン、女性専用団信プラン、夫婦共働き世帯を対象とした「連帯債務扱い連生がん保障付住宅ローン」(金利年0.25%上乗せ)があります。どこの銀行も超低金利で大手の銀行にはかなわないので、団体信用生命保険を充実させています。旦那様に何かあっても、これなら安心です。住宅ローンが0になりますので。
金利
信用金庫のなかで住宅ローンの対応が良いのが、しののめ信用金庫さんです。信用金庫のなかでは金利も安く、親身になって相談にのってくださいます。当社のお客様でフラット35を否決されたお客様がしののめ信用金庫さんで借入れができた事があります。その時も親身になって相談にのって下さり、最後はお客様と面談をして承認をいただきました。理由を聞いたら「お客様がちゃんとした人だから大丈夫」と言ってくださいました。その時はなんて人情味のある銀行さんなんだろうと感動しました。
保証会社保証料
しののめ信用金庫の保証会社はしんきん保証基金と全国保証です。全国保証で借りるかたがほとんどです。借入額が多めな場合と審査が厳しくない分、保証料が高めの場合があります。
団体信用生命保険
3大疾病保障特約を付保される場合は、特約保障料として融資利率が年0.30%上乗せされます。
がん保障特約付団体信用生命保険に加入する場合は、住宅ローン金利に0.30%が加算になります。
金利
ろうきんさんと言うとお付き合いをしている人が少ないかもしれません。ろうきんと言うのは、労働組合や生協などがお互いを助け合うために資金を出し合ってつくった、協同組織の金融機関です。労働組合がある企業などには常に出入りしているのでご存じかもしれません。お勤め先の労働組合が無い場合は生協の組合員になっていただければご利用いただけます。金利は安いほうだと思います。
保証会社保証料
ろうきんさんの保証会社は日本労働者信用基金協会になります。保証料も2%になることが多いです。
団体信用生命保険
ろうきん団信(金利上乗せなし)、ご夫婦で連帯債務の場合の夫婦連生団信(上乗せあり年0.1%)
就業不能保障団信(上乗せあり年0.1%)、オールマイティ保障型団信(3大疾病保障特約・障がい特約付団体信用生命保険:上乗せあり0.3%)と豊富に用意されています。
ここ2年ぐらいですが、他行で否認されたお客様がろうきんさんで承認されています。金利も安いので最近は最初からろうきんさんをお勧めしています。
まとめ
変動金利が安く売りにしている銀行、固定金利が安く売りにしている銀行、団体信用生命保険の内容が良く(8大疾病‥)、尚且つお客様に合わせたプランが豊富にある銀行、銀行によって得意分野が違います。
簡単に借入できる方もいれば予算オーバーで返済比率ギリギリの方、自営業者、若い方、借りる方は色々です。借り入れできる銀行でその中で条件の良いところを選んでいただければと思います。当社では事前審査の申込もお客様の代わりに手続きを致しますので、何でもお気軽にご相談ください。
上記でご紹介したところ以外では、ネット銀行の金利は特に安いです。ただ、顔の見えない状態での相談(電話やメール)、引渡しまで担当と会う事もなく事が進むことは私は不安で仕方ないので、その場合はお客様のほうで直接やり取りをしていただいております。私がハウスメーカーに勤めていた時(30年前)は住宅ローンの金利(その頃は住宅金融公庫だけしかありませんでした)は8%でした。今の金利はその頃の1/10以下です。建築費は少しずつ高騰しています。よく、いつが買い時かと聞かれますがこの超低金利です。フラット35は10月も金利が下がりました。何年も前から、銀行の担当は「金利ももう底です、もう下がらないでしょう」と言ってましたがまだ下がってます。ここ近年は常に買い時だと思います。お客様にあった銀行を選んで、新しい家を購入し豊かな生活を送ってください。
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